色白ゆうじろうの無味無臭ブログ

怪奇・ホラー漫画を中心に、小説、エッセイなど読み物を投稿してます。

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母、自衛隊に拘束されかける。前編

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随分むかしの話です。

筆者が小学1年の時の話ですね。

筆者家族は当時、山口市の上宇野令付近に住んでいました。
すぐ近くには、自衛隊の基地があったんですね。
陸上自衛隊山口駐屯地ですな。


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山口駐屯地(やまぐちちゅうとんち、JGSDF Camp Yamaguchi)は、山口県山口市上宇野令784に所在し、第17普通科連隊等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地。同駐屯地の少し離れた北東部に、野外訓練場がある。

最寄の演習場は、むつみ演習場。駐屯地司令は、第17普通科連隊長が兼務。
Wikipediaより

当然、基地ですので有刺鉄線の柵が張られ、入口は厳重に自衛官が警備しています。

軍事基地感満開ですね。

ある日の夜、筆者は学校から宿題を出されていたことを思い出しました。それは・・・

郵便ポストの絵を書くこと

でした。社会勉強の一環でしょうね。

ぼくの町にはどんなポストがあるのかな?という。

その宿題を忘れていた筆者は、慌てて母に相談します。
ポストを見に行かないといけない!と。

母も慌てました。
あんたなんでもっと早く言わないの!と。

そこからですよ。
ごく普通の、通常人としての感覚を持ち合わせた人の親であれば、

郵便局に見に行こう

となると思うんです。
当然、郵便局前ならポストがありますからね。

表題にあるのでおわかりでしょうが、うちの母は何を思ったか

自衛隊の基地にポストがあるかもしれない

とひらめいたんですね。

まだ小さかった筆者は「そうなのー」としか思わず、違和感は感じませんでした・・・

これが騒動の発端になったんですが。

すぐに支度をして、当時マニュアル車の軽でしたが、2人して車に乗り込みました。

そして、ペーパードライバーの母が車をガックンガックンさせながら

ポストを見る

ただそれだけのために、夜の暗い町を

山口駐屯地

目指し走らせていったのでした・・・


後編に続く