筆者は、児童書も大人が楽しめるものと思っています。
そんな中、筆者が最近夢中な本を紹介します。
グレッグのダメ日記
です!
アメリカ小学生のグレッグ君は、いつか有名人になると夢見ています。
有名になったときに、「どんな子だったの?」という質問に一日中答えなくていいように、日常の記録をしており、
そのノートを垣間見るというストーリーです。
主人公のグレッグ君、ダメなヤツなんです。
体は小さい、運動神経よくない、勉強できない。
その上、自分がいい思いをしようと、何かイタズラしたり、人を騙そうとして盛大に失敗します。
友達と言えるのは、ちょっと(だいぶ)頭の弱い同級生のロウリーだけ。
周囲はおばかの集まりで、女子も男子をからかって「女子ってさいこう!」なんて言ってしまうような意地悪。
いい人だけど気難しいパパ、教育熱心だけどおせっかいなママ、
ヘビメタ好きでいじわるな兄のロドリック、甘やかされてやりたい放題の弟マニー
ひと癖ふた癖あるメンツが、グレッグの学校生活に華を添えます。
日々、ヒゲを剃る必要があるゴリラのようなジョックスや、不良高校生の影に怯えながら、日々うまくやろう、人気者になろうとして失敗していきます。
時には、グレッグ含め周囲が頭悪すぎて、先生に諌められたり
失敗して、しょっちゅうパパやママに叱られます
グレッグも頭はよくないので、失敗ばかりして、全く有名になるそぶりはありません(笑)
グレッグ君の自業自得的な、パッとしない学校生活がユーモラスに綴られています。
グレッグの姿を見て、思えば、小学校もある意味過酷な環境だったなと、しみじみ思いだしました。
スクールカースト、家族との関係、一見強固に見えてガラスの橋のように砕けやすい友達関係・・・
昔っから人気者バリバリジョックスで、子供時代には楽しい思い出しかない。
という方は読んでも楽しくないかもです。
グレッグや筆者のように、パッとしない学校生活を送った方にはオススメです^^*
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