うーむ
選べませんね。
好きなSFはたくさんあります。
定番映画はもちろんのこと、小説、漫画、ゲームと好きなものは多岐にわたります。
どれも選べないのですが、各ジャンルで言えばこれが好きだというのを私なりにピックアップさせてもらいましたのでご紹介します。
小説
「宇宙の戦士」
ハインラインの「宇宙の戦士」ですね。
一人の青年が、軍人になり過酷な訓練を通じて成長し、宇宙生物との戦争に身を投じていくという物語です。
↑かつて描いたファンアート
ほぼ訓練時代が大半なので、戦記物ではありません。
また、若干政治色が強く、登場人物の口を通じ社会の在り方が説かれます。
例えば本作の社会では、兵役を全うした市民でなければ参政権が与えられません。
兵士としての義務を果たせる人間は、個人の利益より、国家社会といった公共を優先できる…という理屈です。
上記のように、本作では「義務なくして権利なし」と説いています。
少年の凶悪な非行が跡を絶たないのはなぜか?
ある登場人物は「少年たちの「道徳性に訴える」と大人は宣って、彼らに義務を教えなかった。のべつなくましに「権利」を吹き込んだのだ」旨指摘します。
「すべての道徳性の基礎となるものは、義務である。」と。
言葉で、生命、自由、幸福の追求と主張したところで、その権利を無条件に享受できるのか?
と本作は問います。
「『権利』と称する神話を讃美し…そして、かれらの義務の進路を見失ってしまった。
そんなことになってもまだ存続できるほどにまで組織された国家など、どこにもあり得ないのだ」と説かれます。
「軍国主義」「ファシズム的」と批判されることもある本作だそうなのですが…
侵略戦争や政治への暴力が表面化しつつある今日であるからこそ、「国防」などを考える上でこの小説は思考のきっかけになるんじゃないかと思います。
当然、戦争や政治への暴力は断固反対ですよ。私も。
ですが、人類みなそう思っているわけじゃないですものね。残念ながら・・・
安全、安心で自由な国で暮らし続けるために、「国を守ること」についてちょっと考えてもいいんじゃないかなあと思うところです。
そのきっかけになるかもです。
よかったら以前書いた記事です。もう少し詳しく描いてます。
「夏への扉」
同じくハインラインのSF小説です。
こちらは政治色は一切ありません。
1970年の冬、発明家ダンはお手伝いロボットを開発し、特許取得や販売などを夢見ますが、友人や恋人に裏切られ、冷凍睡眠装置に入れられてしまいます。
その際、財産も、愛猫のピートも失ってしまうのですが、30年の時を経てダンは2000年に目を覚まします。
すべてを取り戻すため、未来世界から時間を越えてダンは奮闘します。
2000年の世界を未来予想して描写されていますが、レトロフューチャーな感じがしてとてもいい感じです。
実際実現している技術もあったりで面白いです。
ダンは再び時間旅行で1970年に戻るのですが、その際の緊迫したストーリー展開も面白いです。
夏への扉というのは、愛猫のピートが冬になると、家に沢山あるドアをどれかが夏につながる扉だと思って探し回るんですって。
ダンもすべてを失った際、夏への扉を探していたのです・・・
マンガ
「ミノタウロスの皿」
藤子F不二雄先生のSF傑作です。
私はこれを読んで身の毛がよだちました。
宇宙飛行士である主人公は、とある惑星に宇宙船の故障で降り立つのですが
その星では人類が家畜「ウス」となっており、牛が人類のような「ズン類」として世界を統率していたのです。
主人公は、当初家畜と間違われますが、誤解が説けて牛の歓待を受けます。
そして、家畜のとある少女と知り合い、心惹かれていくのですが
彼女は「すぐれた血統の食肉種」だったのです・・・・
彼女を何としても食べさせまいと奔走する主人公
牛の人類に届かぬ声
おいしく食べられることが名誉とすら考えている家畜たち・・・
事件は衝撃の結末を迎えます
広い宇宙では様々な価値観があります。
自分が持っている価値観だけが絶対ではないのです・・・
一つ言えば、主人公の絵が21エモンなんですよ・・・
21エモンの夢がかなって、つづれ屋のボーイから宇宙飛行士になったと考えて・・
こんな目に合ってると思うとね・・・
映画
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ
もう見て
としか言いようのない名作映画です。
粋なアメリカ少年マーティと、奇人だけど優しいドク・ブラウンの活躍に胸躍り、その友情にジーンと来ること間違いなしです。
「レディプレイヤー1」
SF娯楽大作です。
「オアシス」という仮想現実(メタバースみたいなもんですかね)で遊ぶオタク少年の主人公が、「オアシス」を乗っ取ろうと画策する大企業と対峙します。
往年のゲームやアニメ、映画ネタが豊富でアラサーアラフォーであれば楽しめること間違いなしです。
かつて紹介記事を描きましたのでよろしければ見てくださいませ。
「パシフィックリム」シリーズ
未来の世界で、人類に脅威である侵略生物「怪獣」に、巨大ロボ「イエーガー」で立ち向かうお話。
ドデカロボと怪獣のど迫力肉弾戦と、熱いドラマ
手放しで面白かったですね。
「リアルスティール」
ロボットボクシングの話です。
いい加減な父親と心を閉した息子がロボットボクシングを通じ絆を深めていきます。
心温まるドラマでありながら、迫力ある緊迫のボクシングシーンは必見です。
結婚前に見ましたが、妻はボロ泣きしてました。
ドラマ
「エクスパンス」
謎多き宇宙SFドラマです。
様々な人種や社会層、国家の思惑が交じる壮大なミステリードラマです。
何気なくアマプラで見始めましたがハマりました。
まだシーズン3以降は未履修ですが
ミラー刑事が好きでした。
未履修かよ…ですって?
なんせボリュームがすごくて…汗
いつかゆっくり全部見たいものです。
ゲーム
「フォールアウト」シリーズ
レトロフューチャーな世界観で、核戦争後の荒廃した世界を旅するポストアポカリプスものです。
世界観が抜群にいいですね。
レトロフューチャーに1930~1970年代の歌が流れたりするんですよ。
どうしたらそんなセンスが生まれるんだろか。
ゲームも自由度高く、演出もいい、とても面白いです。
僕は3までしかやってないので早くニューベガスや4がやりたいっすね
「クラウドパンク」
とても安くて、サイバーパンクな未来都市をドライブできるゲームですのでオススメしました。
反重力車のお使いドライブゲームですが、ボクセル調で描き込まれたサイバー都市は見ているだけでウットリしますよ。
ただですね…
サイバーパンク2077もリストアップしたいところですが、何せ私まだやってないんですよね…
お金貯めてはよやりたいです。
こないだね、お金貯めてハンコン買ってしまったんですよ…
まあそれはそれで面白かったんですがね汗
というワケで個人的なおススメSFでした。
始めの小説の方で文章書いて疲れたので尻切れトンボになっちゃいましたね。