いい朝だ。
朝は3マイルのランニングを済ませ、軽くシャドウ・ボクシングをした後、シャワーを浴びた。
シャワーから上がると、残り物のチキンを温めながら、プロテイン・シェークを飲んだ。チキンを1枚食べた後、シックスティー・ブレンド・ティーで喉を潤し、朝食を終えた。
そして、キタウラ・ストリートを北へ2マイルほど歩き、駅に向かった。
雨上がりで、千切れた雲が無数に浮かんでいる。ただでさえ寒いキタウラの朝に、山側から冷たい空気が流れてくる。
火照った私の身体には心地よかった。
イパネマの娘、アン・フィリップスのボーン・トゥ・ビー・ブルー、フォリナーのウェイティング・フォー・ア・ガール・ライク・ユー(これは夜に聞くべきだった。)を聞きながら、ホームで電車を待った。
煙草を吸う者はいない。
私の石鹸の匂いがする冷たい白い顔に、見ず知らずの者の吐き出すタールやニコチンが着くという憂き目に合わずに済んだ。
電車がやって来た。
雨上がりのいい朝だ。
今日はよく仕事ができそうだ。
少なくとも、良くない朝よりは。
(目下、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズにハマっている筆者)