最近、出張で広島県に行ってきました。
山口県から広島に行くには、中国道を経由し山陽自動車道を走るのですが、美祢インターチェンジを過ぎたあたりから連続カーブの道は終わり、直線が多くなって走りやすくなります。
中国道を通る際、一番神経を使うのはカーブの多い福岡県境~美祢IC間ではないかと個人的に思います。
その他は割とゆったりと走れる気がするのです。
トッシー先輩と広島に到着し、広島市内の運転は私が仰せつかりました。
トッシー先輩、都会&見知らぬ土地の運転は避けたかったようです。
広島には学生の頃住んでいたのですが、当時は山と畑しかなかった場所が大きく発展していて驚きました。
ショッピングモールやイオン系列のスーパー、ファストフード、カーディーラー、総合病院、外車がずらりと並ぶ装飾タイルを張った外壁の高級住宅街…
あの山がなあ…と思い出との相違に茫然としてました。
学生の頃に遠いスーパーまでとぼとぼ歩いた日々を悔やみます。
ここまで発展してたら楽しかったのになあと。
仕事を終え、気づけば夕方前でした。
昼食を取っていなかったので、トッシーと複合商業施設へお好み焼きを食べに行きます。
私はお好み焼きと言えば「もちチーズ」を必ず頼むのですが、出発前に上司が
「カキのお好み焼きがおいしいですぞ!」
と言っていたので、カキのお好み焼きを食べました。
さすが名産。
カキの滋味や香りがお好み焼きにマッチして素晴らしかったです。
私は興奮して「カキがこんなにウマいとは」とトッシーに語るのですが、トッシーは
「うん!でも!カキの一番おいしいのは冬だけどね!多分!旬だから!」
と冷や水を浴びせて来ます。
また冬に来たいですね。
昔友達が広島そごうの屋上(だったと思うんですが)で真冬にカキの網焼きを食べたのですが…おいしかったですね。
もう10年以上昔なので味の詳細は覚えてないですが…。
友達の島根っ子(当ブログでよく出てくるG君)が「オレはあたったことあるから、フライしか食わねんだわ」と語っていたどうでもいい事は覚えているのに。
青空の中、帰路につきます。
宮島パーキングエリア下りは、非常に眺めがよく、宮島まで見渡すことができます。
ここで、家族へお土産のメープル菓子を買いました。
私は自分のために広島銘菓「桐葉菓」を買いました。
生地がもちっとして非常に美味です。コーヒー片手に頂きます。
帰り際…宮島の方を眺めました。
青空と宮島の深緑、海の景色が何とも美しいです。
トッシーが思わずつぶやきます。
「宮島が見える…」
「青空と…青い海…カキいかだ…なんて素晴らしい景色なんだ…」
「帰りたくない、上司の顔がちらつく」
「毎日こんな仕事だったらいいのに」
「でも耐えるしかない」
このように、仕事の事を考えて上司の事を考えて、現実に嫌気が差し最終的に「でも耐えるしかない」と忍耐エンドに持って行く論法を
トッシー論法
と私は呼んでいます。
さて、美しい景色としばしの旅(仕事)を味わった後は現実に帰る時です。
青い顔をして帰りの運転をするトッシーに
「この生活から抜け出したいですって?先輩、そりゃあ芥川賞でも取るしかないですな。小説でもお書きになったらどうです?」
と微力ながら後輩として、フォローを入れながら帰路につきました。
私の仕事は滅多に出張がないので、いい思い出になりましたね。