少し前、会社で危機的状況がありました。
どうしても対応しなければ不味い状況が発生したにも関わらず、満足な人員もいない。
定時はとうに過ぎていて、急遽人を追加することも難しい。
ですが、その案件対応を誤ると会社として多大なダメージを被ってしまう…
刻一刻と状況は悪化するばかり…
会社の幹部から、上司、ヒラに至るまで、皆沈痛な面持ちでした。
避けられない危機、絶望的状況からなんとか打開策を講じなければならない…
会議室には緊張の糸がピンと張っていたのです。
私も、悪化する状況に立ち尽くしていました…。
その時です。
会議に参加しなくてもいいのに参加していたトッシー先輩の携帯が、爆音で鳴り響いたのです。
「ピタゴラスイッチのテーマ」が。
おじさんたちの顔は見る見る険しくなり、皆トッシーを睨みつけます。
トッシーは顔面蒼白になりました。
あまりに慌てて、携帯をスーツからうまく取り出すこともできず…
茹でたてホヤホヤのゆで卵を扱うように、携帯をジャグリングしていました。
ピタゴラスイッチの曲を奏でながら、トッシーの携帯は宙を舞っています。
「素っ頓狂な音楽流すな!」と、とあるおじが怒鳴り、トッシーは首筋まで紫色にしてジャグリングを沈静化しようと必死になってました。
私は笑いを堪えるのに必死で、思わずポケットの中に手を突っ込んで太ももをつねっていたのを覚えています。
時間にしてわずか数秒ことですが、私の中でのトッシーエピソードベスト10に入っています。
と、トッシーの黒歴史を勝手に晒してまで何が言いたいのかというと…TPOによって着メロのチョイスを見誤ると恐ろしいことになると言う事です。
最近、着メロ(死語)を変えようかと思っていて、ふとトッシーの黒歴史を思い返したGWの二日目でした。
皆様いかがお過ごしですか?
それでは